感情のコントロール

って本当に難しいと思う。
月曜日、高校サッカーの決勝があったわけで
対戦は 広島皆実 3−2 鹿児島城西
で見事広島皆実が初優勝を飾ったわけです。おめでとうございます。
ところで、今回両チームを比較すると
片方は組織からの堅守速攻 片方は超攻撃 と言われていたわけですが
その場面場面での感情を推測して見てみるとじつに広島皆実のコントロールはよかったと思う
点差は接戦、実力も互角、ただ感情の部分で明らかに違いが出た。


むしろ、鹿児島城西はこれまでどおりの戦いなら勝っていたかも知れない
ただ、いろんな要素が重なって結局「大迫勇・野村の両FWにボールを集めなければ」
という感情がむき出しな攻撃になってしまった。
そこを上手くとらえ、敵の単調になってしまった攻撃を潰していった広島皆実の感情はすばらしかったと思う。


高校生のレベルは確実に上がっている。
それは各高校も各Jリーグチームのユースも
しかし、技術ばかりが目に言って感情のコントロールという部分の成長が後れを取っているのではなかろうかと思う。


都道府県予選を勝ち取っても、全国に行ってやられてしまったチームも多々いる。
他の大会で優勝・準優勝したチームでも初戦敗退してしまったチームもいる。
もちろん、勝負の世界だから勝ち負けあって当然


ただ単に技術云々じゃなくて、感情コントロールの向上もおろそかにしてはいけない
相手は高校生、まだまだ発展途上。
感情ひとつで強くも弱くもなる。
それはどんなスポーツにも言える。
それは今後プロでも社会人でもつなげられる。


選手の技術向上だけがすべてじゃなく
共に指導する側も成長していってほしいと感じた今大会でした。